我が社の“裏”「社是」


 

久しぶりにブログのネタになることを思いついた逆張り部長です。

たいていの会社には「社是」というものがあるらしいが、ワックに入社して「社是」を教えてもらった記憶はないけれど、社長直伝で“裏”「社是」なるものは、耳にタコ状態で刻み込まれている。

「こびず」「へつらわず」「おごらず」「いじけず」「くじけず」「あきらめず」

ここに「いばらず」を足すと、それぞれの会社でしか通用しないローカルルールと違い、荒波の世間を渡り歩く際の、お役立ちワードとして有効活用できるのが、ワックの“裏”「社是」。

肝心な表にあたる「社是」がなにかは、社員誰一人として諳(そら)んじることが出来ないことは、ここで正直に告白しておこう。

 

『それでも、私はあきらめない』刊行イベント


8月21日に名古屋は栄にある中日文化センターで、韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨さんの大人気レギュラー講座にて、黒田福美さんがゲストで招かれて、本書にまつわるエピソードなどお話をされました。

古家さんは知韓派の黒田さんが、韓国にモノ申す出版社ワックから本を刊行されたことに大変驚かれていましたが、古家さんご自身も韓国の国民性や、日本との歴史的背景には留意されているようで、本書が刊行された経緯に多少は納得されたのではないかと思います。
黒田さんがお話された内容は、聴講されている方々の涙腺を緩めるほど感動的でありました。

この素晴らしい黒田さんのお話を聞く機会が、今一度あります。
8月29日水曜日19時から、八重洲ブックセンター本店さんでトーク&サイン会を開催。28日時点で若干席の余裕があるようなので、もしご興味をお持ちでしたら、黒田さんの感動的なお話を聞きにお越しください。

終戦記念日の光復節中央記念式典


73年前の今日、日本は太平洋戦争での敗戦を迎えた。
時は流れ、戦後世代が圧倒的な日本になって、悲惨な戦争の記憶は薄れてきているが、8月15日は多くの日本人が先の大戦で亡くなられた方々に想いを寄せる日である。

『それでも、私はあきらめない』の著者・黒田福美さんが、新宿で行われた民団の光復節中央記念式典で、本を売ってくださいました。

式典が始まって早々に、遠くから街宣車の音が近づいてきましたが、会場への道に入れないように機動隊がブロックしていたようで、しばらくすると街宣車も忙しいのか、どこかへ行かれた模様。

式典はお偉いさんの挨拶から始まり、歌謡ショーがあって、最後に抽選会で終了。会場にはボランティアなのか、高校生らしき子どもたちが一生懸命にアテンドや後片付けに奔走している姿が微笑ましかったです。

日本で暮らす在日の方々が、このような式典を開催することに嫌悪を覚える日本人がいることはたしかです。そのような人にも黒田さんの本を読んで、いま一度、歴史を振り返り、日本人として特攻隊員となられた方々へ敬意を払ってもらいたいものです。
日本人も在日の人も、日韓併合から終戦の8月15日まで、一つの国だったことを歴史上の事実として認識したうえで、日韓友好を考えることも大切ではないでしょうか。

なぜ、出版社の社長は、映画に情熱を燃やすのか?


ワックは出版社ですが、じつはフイルムヴォイスという、映画を制作配給するグループ会社があります。

2010年11月に単館で上映がスタートした『442 日系部隊』は、年を跨いで燎原の火のごとく全国に広がり、各地の映画館で上映され、さらにはDVD化後も映画館で上映されるという大ヒット作です。

エネルギー問題を題材とした『パンドラの約束』や、茶道の遠州流家元を追い続けた『父は家元』、世界一過酷なスポーツであるトライアスロンを毎年開催している宮古島で1年をかけて制作した『宮古島トライアスロン』といった、硬派なドキュメンタリー映画に定評があります。

最新作は、これまでの路線とは趣を異にする『アラフォーの挑戦 アメリカへ』
主演の松下恵さんは、とてもチャーミングで素敵な女性です。
ご興味のある方は、いますぐネットで検索!

美淑女との夏物語


7月最後の日曜日、一人寂しく格安スーパーで買い物を終わらせ帰ろうとした時に、携帯に見知らぬ番号からの着信が!
なんと女優の黒田福美さんから、8月に各地で開催されるイベントについて、スケジュールの確認含めて事前に打合せをされたいと、直接のお電話。手短にと思うも、結局小一時間ほどお話をして終了。

確定はしていませんが8月15日に、とある団体の集会での本の販売を皮切りに、8月21日には名古屋は栄の中日文化センターで講演会があり、さらに8月29日には八重洲ブックセンター本店様にて、トーク&サイン会を開催。
トーク&サイン会は産経新聞を筆頭に毎日新聞、読売新聞の広告で告知します。

全国的に猛暑の夏ですが、講演会で販売するサイン本の作成など事前に打合せと称してお会いする機会も多く、これまでの人生、ひと夏を綺麗な女優さんと一緒に過ごすなんて経験は皆無なだけに、文春砲に無用な注意を払いつつ、毎朝念入りな歯磨きに余念がない毎日です。

冒頭の写真は丸の内にある丸善丸の内本店様の2階に掲示されているポスター。

本を読むということ(後編)


いまやコミックは紙の本よりも電子書籍のほうが、多く読まれているというデータもあります。
猫も杓子も電子書籍と言っておりますが、時代の趨勢と言えばそれまでですが、これだけは絶対に電子書籍にしてはダメというものが教科書だと思います。

ネットの検索一発で答えが分かり、コピペで文章を書く?人たち。最短で答えに辿りつける便利さを感じはしますが、物事を俯瞰することや、時系列で捉える力は衰えているのではないかと、アナログな身としては感じます。
手軽に持ち運べるスマホでナビのような、便利なアイテムのない時代に、時刻表片手に出張していた世代としては、A地点からB地点への最短ルートしか分からないナビよりも、行先が途中までの電車に乗り間違えてしまい、結局は目的地に到着できずに引き返したことが懐かしく、また味わい深く思えます。
さらにキーボードに苦労した身としては、タブレット端末の普及でキーボード自体が過去のモノになろうとしているいま、隔世の感があります。

これからの社会、教科書が電子となった時代には、教育というものが大変革を起こしていない限り、日本の教育水準が低くなることは必定だと考えます。
タブレットを使った電子教科書で学んだ子どもたちが、本を読むこともなく、ネットの不確かな情報だけで物事を判断する、それが本当に豊かな社会といえるのか、恐ろしくもあり疑問にも思います。
前編で紹介した「本はとても危険だ。ものを考えることを促すからだ」からすれば、日本のあちらこちらで、物事を深く考えられない人が大量発生する恐れすらあります。

知的労働も単純作業も、多かれ少なかれ人工知能(AI)が人間に代わって就労する時代が、遠い未来を描いたSF小説ではなく、すぐ目の前の現実となって迫っています。
中島秀之東京大学特任教授とドミニク・チェン早稲田大学准教授の対談本『人工知能革命の真実 シンギュラリティの世界』に、AIでこれからの社会をどうしたいのか、それを考えられる人間が必要とあります。
仕事を機械に取って代わられないよう、AIに使われるのではなく、AIを使って豊かな生活を実現する。
そのためにも、これからも紙の本を読んで考える力を養い、間違った行動や判断をしないよう心掛けたいと思います。

宣伝ポスター、作っちゃいました!


以前のブログで書きましたが、他の出版社の宣伝ポスターを見て羨ましくなり、女優でエッセイストの黒田福美さんが書かれた『それでも、私はあきらめない』の宣伝ポスターを、社長に内緒(正しくは事後承諾)で作っちゃいました。

制作予算がなかったので、枚数は3枚しかありません。
デザインも我が社のボヤッキーに頼み込んで、本来の業務を差し置かせ進行スケジュール無視の超特急で仕上げてもらいました。

そんな貴重な宣伝ポスターですが、掲示する場所は1か所しかありません。
たった1か所の掲示で、はたして宣伝ポスターと言えるのか少々疑問に思われるところですが、それでもあきらめずに作っちゃいました。

8月1日から掲示していただきますので、ご興味のある方は都内の本屋さんで探してみてください。

本を読むということ(中編)


昨年末に放送された『ガリレオX 読書の小宇宙 本と人とのこれからの関係』を制作していく過程で調べた幾つもの事例から、敏腕ディレクターが教えてくれたことで、とても印象に残った話があります。

アメリカの大学で行われた実験で、同じ大学の学生を二つのグループに分け、同じ物語を片方は紙の本で、もう片方は電子書籍で、それぞれ読んだのちにバラバラにされたストーリーを再構成して組み立てるというもの。
紙の本で読んだグループは再構成出来たそうですが、電子書籍のグループはうまく再構成出来なかったとそうです。
これには幾つか考えられることがあるそうですが、中でも紙の本だと五感で記憶していることが挙げられます。たとえば、読んだ本の中から必要な部分を、なんとなくあの辺にあったようだと目星をつけて頁を捲ったことはありませんか?

もう一つ、実証はされていないそうですが、電子媒体の場合は文字を認識するのに読み込むのではなく、全体を絵的に捉えることで記憶するというものです。
これは映像などと一緒で、強烈な印象をうけた部分は記憶に残りやすいそうですが、その反面、脳の情報解析処理が追いつかず、その他の部分は記憶に残らないというもの。
視覚から入る情報は膨大なため脳が処理する容量を軽くオーバーしてしまい、運転する車の中から風景を見てはいても、その一部始終を記憶はしていないことなどが、例として挙げられるそうです。
もし全体を記憶しようとすると、膨大な情報量により脳への負担が大きくなり、運転に集中出来ず事故を起こしてしまうかもしれません。

紙の本と電子書籍の違いで一番印象深かったのは、紙で読んでいる時は脳波がリラックスした状態となり、いわゆる寝落ちと呼ばれることが起きたりするそうですが、電子書籍では脳波が常に興奮状態になっているということで、就寝前の読書にあまり向いてはいないようです。これはゲームなど電子機器を就寝前に使用すると寝つきが悪くなると言われていることからも、とても腑に落ちる話でした。

某社の文庫の宣伝キャッチに「本は心のビタミン」というものがありましたが、せっかく読んだ本でも、電子書籍だと記憶に残るのは強烈な部分だけでは味気ないものです。
紙の本でゆっくりと読んで、心に刻み込める、そんな読書がアナログな自分には最適なようです。

ポンコツPの自慢


陸・海・空の自衛隊が3年ごとに交代で開催する式典があります。
陸上自衛隊は「陸上自衛隊観閲式」
航空自衛隊は「航空観閲式」
そして海上自衛隊の「自衛隊観艦式」です。
平成30年の今年、順番では海上自衛隊の観艦式だったのですが、東京オリンピックの開催が決まり、陸自の訓練所がオリンピックの会場となったことで入れ替えがあり、今年の観艦式は開催されなくなりました。

前回の『平成27年度自衛隊観艦式』では、ガルパンで大人気の声優・上坂すみれさん中村桜さんに、コメンタリーとしてご登場いただきました。
ミリタリー女子声優として大活躍の中村桜さんはもちろん、声優界のトップアイドルとなった上坂すみれさんが登場とあって、それまでの式典シリーズの初回プレス数を大幅に上回る数をプレスしても足りずに、年末年始返上でプレスしつづけ、ワックのDVDシリーズの売行歴代ベストに迫る勢いでした。

いまやワックミリタリーDVDシリーズの、押しも押されぬ敏腕プロデューサーといえば、たけPですあります。しかしながらポンコツなプロデューサーだった私が樹立したセールス記録を、いまだに塗り替えられていないことが、ちょっぴり自慢だったりします。

今年は観艦式が開催されませんが、次の開催まで『平成27年度自衛隊観艦式』で、上坂すみれさん中村桜さんの実況をお楽しみください。

本を読むということ(前編)



多くの学校が夏休みとなり、本を読んで感想文を書く、などという本が嫌いになりそうな宿題の季節でもあります。
今回は本を読むということについて、つらつらと書いてみます。

ここ数年で刊行された数ある海外文学の中でも、最高傑作ではないかと個人的に思っている『アウシュヴィッツの図書係』(アントニオ・G・イトゥルベ著)。この中の一節に「本はとても危険だ。ものを考えることを促すからだ」とあります。
本を読まない人がものを考えないとは思いませんが、物事の本質を鋭く見抜く人や、何かを表現する人、他人に何かを伝えたりすることが上手な人ほど、読書家だったりするものです。
教科書だろうと、小説だろうと、漫画だろうと、自己啓発ビジネス書だろうと、宗教書だろうと、ノンフィクションだろうと、とにかく本というものが人に与える影響は少なからずあると思います。
そうは言っても、本を読むことが嫌いだとか苦手だという以前に、そもそも本に興味の無い人はたくさんいます。
出版業界ではあの手この手で、読書人口を増やそうと躍起になっております。学校教育の中での朝の読書活動を始めとして、書店さんが独自に行っている子どもたちへの本の読み聞かせや、読んだ本をプレゼンして勝者を決めるビブリオバトルなど、様々な取り組みがあります。
最近はお祖父ちゃんお祖母ちゃん世代が、お孫さんへと本を買われることが多いようで、児童書全体が活況を呈しております。この世代は出版が元気だったころに、今のようなスマホでゲームや、はたまたSNSで時間を消費するのではなく、多感な青春時代に本を読んで過ごしたからか、本を読むことにさほど抵抗がないのかもしれません。
なによりも大切なことは、幼いころから本に親しむ環境だと思います。
とはいえ本を読むのが苦手な人の気持ちは、本を読むことが呼吸をするのと同じような人にとっては想像をすることが難しいかもしれません。
それでも本を読む楽しさを少しでも多くの人たちに知ってもらいたいと、弊社でもテレビ番組を制作(中編にて詳述)しました。