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「老いない脳」をつくる

石浦章一(東京大学名誉教授) 著


「老いる脳」と「老いない脳」
違いは何処から生じるのか?


・週に2~3回以上、30分は運動をする
・食生活のバランスに注意、食べすぎない
・ストレスをうまく受け流し、処理する
・家族、近隣の人と会話のある生活をする
・好奇心をもち新たなことに挑戦する
・繰り返し学習すれば記憶力は保てる
・何らかの目標を生涯持ちつづける
・目標を達成すれば自分に報酬を与える
・黙読でいいから読書の習慣を維持する
・意識的に段取りを考えて問題解決を
──この10の生活習慣が大事

脳は母親の胎内で形成されます。ということは、私たちの人生の源は母親の食事からということになります。神経細胞は生後一年までにほぼその数も決まります。ということは妊娠中の薬物摂取(タバコや酒)の有無、ストレス、そして生後の栄養補給が脳全体の基盤を形作る大切な要素になります。でも、これを聞いてもう遅いとがっかりする必要はありません。私たちの神経細胞は成人になってからも新しく作られる部分もあるのです。だから、健康な生活には不断の努力が必要なのです。──(著者)


著者プロフィール 石浦章一(いしうら・しょういち)

1950年、石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、東京大学理学系大学院修了。理学博士。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、現在、同志社大学特別客員教授。東京大学名誉教授。専門は分子認知科学。難病の解明をライフワークに、遺伝性神経疾患の分子細胞生物学研究をおこなっている。著書に、『新版 脳内物質が心をつくる』『遺伝子が明かす脳と心のからくり』『生命に仕組まれた遺伝子のいたずら』(以上、羊土社)、『IQ遺伝子』(丸善)、『「頭のよさ」は遺伝子で決まる!?』(PHP新書)、『脳学』(講談社)などがある。

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「老いない脳」をつくる(石浦章一(東京大学名誉教授))
  • 定 価:本体920円+税
  • 判 型:新書判
  • ページ数:256ページ
  • ISBN:9784898317693
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目 次

第1章 脳と体を若く保つ10の生活習慣

老化は個人によって差がある

いまのあなたの生活で、何歳まで生きられるでしょう?

遺伝的に決まる要素

生活環境・生活習慣で決まる要素

脳も体も健康で長生きできるかどうかは、10の生活習慣で決まる

1、週に2~3回以上、30分は運動をする

2、食生活のバランスに注意、食べすぎない

3、ストレスをうまく受け流し、処理する

4、家族、近隣の人と会話のある生活をする

5、好奇心をもち新たなことに挑戦する

6、繰り返し学習すれば記憶力は保てる

7、何らかの目標を生涯持ちつづける

8、目標を達成すれば自分に報酬を与える

9、黙読でいいから読書の習慣を維持する

10、意識的に段取りを考えて問題解決を

100歳まで生きた人は長生きするような生活をしてきた

第2章 人は120歳まで生きられるようになる?

人間の寿命は120歳? 細胞の寿命が生物の寿命

活性酸素が細胞を壊して、老化の原因になる?

活性酸素は必然的にできてしまう

細胞の寿命を延ばすことはできるのか?

活性酸素によって生じるさまざまな現象

体の老化はどこからはじまるか

老化には生活習慣が大きく影響する

心臓の細胞や脳細胞は他の細胞のように数が増えない

再生医療で脳細胞も心臓の細胞も再生できるようになる?

食べる量を減らすと寿命が延びる

お腹が空いているほうが頭が働く?

第3章 「老いる脳」と「老いない脳」はどこが違うか

脳細胞は40歳以後減っていく

ニューロンだけでなくグリア細胞にも大切な役割がある

年をとってから勉強するのはなぜ大変か

短期の記憶と長期の記憶は蓄えられているところが違う

きちんと記憶に定着していないと、度忘れすることが多い

長生きすればするほどボケる可能性が高くなる?

なぜアルツハイマー病になるのか

アルツハイマー病になりやすい遺伝子がある

ボケの進行を遅らせる薬

根本的にアルツハイマー病を治す方法は?

将来的には、ワクチンで治療可能になる?

もっとも注意しなくてはいけないのは血管障害

やっぱり、お酒とタバコには要注意!

第4章 体を使えば脳は活性化する

体力を維持することが脳にも体にもいい理由

体力は、日頃スポーツをしているかいないかで確実に変わる

なぜ最大酸素摂取量が重要なのか

最大酸素摂取量は運動していれば高水準に保たれる

最大酸素摂取量の50〜60%の強度の運動をする

週にどのくらい運動すればいいのか

中年になったら毎日1万歩歩く

筋力は年齢とともにどのくらい減るのか

筋力は年をとっても増やせる

2週間も寝たきりだと若い人でも動けなくなる

筋肉の質には、遺伝がかかわっている

運動すれば脳の働きもよくなる?

気力と体力と環境の関係

日常的に体を動かす生活を心がける

第5章 年をとっても記憶力を高めることはできる?

度忘れは心配しなくていい

記憶力を高めるにはストレスを避け、海馬を鍛える生活を

眠っているときに記憶は固定される

「長期増強」で記憶が定着する

神経細胞同士のつながりがよくなる理由

シータ波と海馬の関係

大人になると、もの覚えが悪くなるのは遺伝子に原因がある?

環境次第で記憶力を高めることはできる

女性ホルモンが記憶力を高める?

脳のドーピングはできるのか

身近にある脳に効果があるもの

第6章 好きなことをすれば脳は力を発揮する

経験知と創造力は脳のどこが働いているのか

前頭前野の働きを活発にするには?

仕事によって力を発揮できるピークは違う

ビジネスの能力は経験知と好奇心さえあれば衰えない

新たなことに挑戦することで脳の衰えはカバーできる

向いているかどうかはある程度やってみないとわからない

どの分野に才能があるかは結果論

脳の刺激で頭が働く?

好きなことをしているときにはドーパミンが出る?

遺伝的にドーパミンが出やすい人、出にくい人

依存症とドーパミンの関係

報酬を期待することでドーパミンが出る

やればやるほど脳は能率的に働くようになる

シナプス強化で遺伝子をオンに

第7章 性格とストレス

性格と頭の働きは関係がある

遺伝的な性格と後天的な性格

性格と脳内物質との関係

ストレスがかかると体と心はどのような反応をするか

ストレスホルモンを出にくくするには?

神経質な人は損をするだけか

いつまでもやる気を失わない生活を

最後のまとめと若い人への伝言

 

あとがき

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