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世界史のなかの
満洲帝国と日本

宮脇淳子(東洋史家) 著


満洲帝国の遺産が
現代中国をつくった!


「王道楽土」とまで呼ばれた、今はなき満洲帝国──。なぜ日本人は満洲にむかったのか? それは、日本と満洲の関係だけでなく、清朝中国、モンゴル、朝鮮、ロシアそれぞれの思惑と利害を眺めてこそ見えてくる。「歴史に道徳的価値判断を介入させてはいけない。歴史は法廷ではないのである」と語る著者による「満洲」入門書。これを読めば、歴史認識問題に決着がつく!


著者プロフィール 宮脇淳子(みやわき・じゅんこ)
1952年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。学術博士。大学での専攻は東洋史であるが、従来の東洋史の枠組みを越えて、中央ユーラシアの視点にたった遊牧民の歴史と、草原と農耕地帯を総合的に見る中国史を研究している。現在、東京外国語大学・国士舘大学非常勤講師。著書に『モンゴルの歴史』(刀水書房)、『最後の遊牧帝国』(講談社選書メチエ)、『朝青龍はなぜ強いのか?』(ワック)などがある。

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世界史のなかの満洲帝国と日本(宮脇淳子(東洋史家))
  • 定 価:本体933円+税
  • 判 型:新書版
  • ページ数:284ページ
  • ISBN:9784898316351
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目 次
第一章 満洲とは何か
──もともと種族名だった満洲。地名になったのは日本がはじまり
「満洲」と「マンジュ」
「満洲」という民族名の誕生
「満洲」はいつから地名になったのか
第二章 満洲の地理と古代
──中国文明とは「漢字」と「都市」と「皇帝」
中国東北地方の地理
ロシアの沿岸州とアムール河沿岸の地理
内蒙古自治区の地理
河北省東北部の地理
中国文明の発生
中国人とはだれか①──漢字の特性
中国人とはだれか②──都市に住む者
中国人とはだれか③──中華と夷狄
満洲の先住民
勿吉と靺鞨
第三章 東アジアの民族興亡史
──日本人と朝鮮人は、中国から同時に独立した“双子の関係”
「中国」は二千二百年
朝鮮半島と日本列島
高句麗の反撃
百済の滅亡
日本誕生
新羅の半島統一と日本人の形成
渤海国と日本の修好
契丹の大帝国
女直の金
第四章 元朝から清朝へ
──モンゴル人の元朝、満洲人の清朝による中国の支配
モンゴル帝国の建国
モンゴル帝国のしくみ
元朝がもたらした「パクス・モンゴリカ」
モンゴル支配下の満洲と朝鮮半島
日本への蒙古襲来
明朝と北元
明代の満洲
清朝の建国
明清交代
「満洲人」すなわち「旗人」
清朝時代の満洲
第五章 ロシアの南進と日露関係
──ロシアが奪うアムール北岸と沿海州
モンゴル帝国を継承したロシア
ロシアのシベリア進出
ネルチンスク条約にいたる露清関係
清朝の最大領土
ヨーロッパ列強の進出
ロシアの黒龍江進出
ロシアの満洲進出
初期の日露関係
第一章 満洲とは何か
──もともと種族名だった満洲。地名になったのは日本がはじまり
  • 「満洲」と「マンジュ」
  • 「満洲」という民族名の誕生
  • 「満洲」はいつから地名になったのか
第二章 満洲の地理と古代
──中国文明とは「漢字」と「都市」と「皇帝」
  • 中国東北地方の地理
  • ロシアの沿岸州とアムール河沿岸の地理
  • 内蒙古自治区の地理
  • 河北省東北部の地理
  • 中国文明の発生
  • 中国人とはだれか①──漢字の特性
  • 中国人とはだれか②──都市に住む者
  • 中国人とはだれか③──中華と夷狄
  • 満洲の先住民
  • 勿吉と靺鞨
第三章 東アジアの民族興亡史
──日本人と朝鮮人は、中国から同時に独立した“双子の関係”
  • 「中国」は二千二百年
  • 朝鮮半島と日本列島
  • 高句麗の反撃
  • 百済の滅亡
  • 日本誕生
  • 新羅の半島統一と日本人の形成
  • 渤海国と日本の修好
  • 契丹の大帝国
  • 女直の金
第四章 元朝から清朝へ
──モンゴル人の元朝、満洲人の清朝による中国の支配
  • モンゴル帝国の建国
  • モンゴル帝国のしくみ
  • 元朝がもたらした「パクス・モンゴリカ」
  • モンゴル支配下の満洲と朝鮮半島
  • 日本への蒙古襲来
  • 明朝と北元
  • 明代の満洲
  • 清朝の建国
  • 明清交代
  • 「満洲人」すなわち「旗人」
  • 清朝時代の満洲
第五章 ロシアの南進と日露関係
──ロシアが奪うアムール北岸と沿海州
  • モンゴル帝国を継承したロシア
  • ロシアのシベリア進出
  • ネルチンスク条約にいたる露清関係
  • 清朝の最大領土
  • ヨーロッパ列強の進出
  • ロシアの黒龍江進出<
  • ロシアの満洲進出
  • >初期の日露関係
第六章 日本の大陸進出──日清・日露戦争
──近代化できない清国・朝鮮にロシアの触手が……
国民国家を生み出したアメリカ独立とフランス革命
清帝国の変質──五代種族の同君連合から国民国家への志向
日本の開国と清国と朝鮮
日清戦争(一八九四〜九五)
ロシアによる東清鉄道の敷設
朝鮮の鉄道と閔妃事件(一八九五)
義和団事件(一九〇〇)
日露戦争にいたる日本とロシア
日露両国の兵力
日露戦争(一九〇四〜〇五)
第七章 日露戦争後の満洲と当時の国際情勢
──欧米列強が承認、南満洲と韓国という日本の勢力圏
日露戦争当時の満洲
日本の満洲経営のはじまり
関東州と関東軍
満鉄誕生
満鉄の業務内容
満鉄調査部の役割
日本とロシアの密約
日韓併合
辛亥革命(一九一一)
袁世凱の専制君主化と軍閥の抗争
二十一カ条要求と反日運動
ロシア革命(一九一七)とシベリア出兵
モンゴル独立宣言と満蒙独立運動
モンゴル人民共和国成立
第八章 満洲帝国の成立
──ソ連の謀略と中国の排日運動、満蒙権益を守るための満洲建国
満洲帝国をめぐる歴史学の立場
中国共産党の成立と第一次国共合作
中国の軍閥
満洲の軍閥・張作霖
蒋介石の北伐
張作霖爆殺される
排日運動の激化
満洲と朝鮮人
満洲事変
関東軍の満蒙領有論
満洲国の建国
日満議定書
満洲国をめぐる対外関係
第九章 日本史のなかの満洲
──官・民あげて満洲投資、最大二百二十万人の日本人が満洲に
日本史のなかの満洲
満洲の人口
満洲青年連盟と大雄峯会
満洲国の行政組織
日満一体の行政へ
三期にわたる経済建設
満洲への日本の投資
産業開発五カ年計画
満洲への移民
教育・文化行政
モンゴルの民族運動
ノモンハン事件
関東軍
第十章 日本敗戦後の満洲
──満洲帝国の“遺産”が現代中国をつくった
日本の敗戦と満洲帝国崩壊
開拓団の悲劇とシベリア抑留
満洲引き揚げ
国民党軍と共産党軍の国共内戦
モンゴルの戦後
その後の満洲=中国東北地方
第六章 日本の大陸進出──日清・日露戦争
──近代化できない清国・朝鮮にロシアの触手が……
  • 国民国家を生み出したアメリカ独立とフランス革命
  • 清帝国の変質──五代種族の同君連合から国民国家への志向
  • 日本の開国と清国と朝鮮
  • 日清戦争(一八九四〜九五)
  • ロシアによる東清鉄道の敷設
  • 朝鮮の鉄道と閔妃事件(一八九五)
  • 義和団事件(一九〇〇)
  • 日露戦争にいたる日本とロシア
  • 日露両国の兵力
  • 日露戦争(一九〇四〜〇五)
第七章 日露戦争後の満洲と当時の国際情勢
──欧米列強が承認、南満洲と韓国という日本の勢力圏
  • 日露戦争当時の満洲
  • 日本の満洲経営のはじまり
  • 関東州と関東軍
  • 満鉄誕生
  • 満鉄の業務内容
  • 満鉄調査部の役割
  • 日本とロシアの密約
  • 日韓併合
  • 辛亥革命(一九一一)
  • 袁世凱の専制君主化と軍閥の抗争
  • 二十一カ条要求と反日運動
  • ロシア革命(一九一七)とシベリア出兵
  • モンゴル独立宣言と満蒙独立運動
  • モンゴル人民共和国成立
第八章 満洲帝国の成立
──ソ連の謀略と中国の排日運動、満蒙権益を守るための満洲建国
  • 満洲帝国をめぐる歴史学の立場
  • 中国共産党の成立と第一次国共合作
  • 中国の軍閥
  • 満洲の軍閥・張作霖
  • 蒋介石の北伐
  • 張作霖爆殺される
  • 排日運動の激化
  • 満洲と朝鮮人
  • 満洲事変
  • 関東軍の満蒙領有論
  • 満洲国の建国
  • 日満議定書
  • 満洲国をめぐる対外関係
第九章 日本史のなかの満洲
──官・民あげて満洲投資、最大二百二十万人の日本人が満洲に
  • 日本史のなかの満洲
  • 満洲の人口
  • 満洲青年連盟と大雄峯会
  • 満洲国の行政組織
  • 日満一体の行政へ
  • 三期にわたる経済建設
  • 満洲への日本の投資
  • 産業開発五カ年計画
  • 満洲への移民
  • 教育・文化行政
  • モンゴルの民族運動
  • ノモンハン事件
  • 関東軍
第十章 日本敗戦後の満洲
──満洲帝国の“遺産”が現代中国をつくった
  • 日本の敗戦と満洲帝国崩壊
  • 開拓団の悲劇とシベリア抑留
  • 満洲引き揚げ
  • 国民党軍と共産党軍の国共内戦
  • モンゴルの戦後
  • その後の満洲=中国東北地方
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