アメリカ陸軍442連隊は、第二次大戦時に日系人で編成された部隊。父母の祖国・日本と戦う苦悩を抱えながら、アメリカの中で人種差別と戦い、ヨーロッパ戦線ではファシズムと戦った伝説の兵士たちだ。彼らはアメリカ軍史上最も多くの勲章を受けた部隊として、歴史に凛然と輝く。戦場での合言葉は 「ゴーフォーブローク!(当たって砕けろ!)」。
本作は日系アメリカ人として、星条旗を背負って戦う自尊心と愛国心、そして二つの祖国—日本とアメリカとの間で揺れる心の葛藤を描いた問題作。と同時に戦争と平和を巡る兵士たちの個人史でもある。現在、元兵士たちは90代半ばから90代と高齢になり、当事者たちによる貴重な証言はこれが最後になるかもしれない。
監督は、アメリカ在住のすずきじゅんいち。昨年公開作品『東洋宮武が覗いた時代』に次ぐ、日系人史ドキュメンタリー第2弾にして、最高作の呼び声も高く、2010年マウイ・フィルム・フェスティバル<観客特別賞>を受賞。アメリカでは7月末ロサンゼルスでの公開スタートから驚異の動員を記録、現在も全米各地での上映が続いている。さらに日本では本年度の東京国際映画祭に正式招待が決定した、いま注目の話題作である。
TIFF東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門
10月27日(水)、10月30日(土)上映
http://www.tiff-jp.net/ja/
<劇場公開スケジュール>
新宿K's cinema 11月13日(土)~
TEL.03-3352-2471
http://www.ks-cinema.com/
横浜ニューテアトル 11月13日(土)~
TEL.045-261-2995
http://yokohamanewtheatre.web.fc2.com/
名古屋シネマテーク 12月中に公開予定(近日決定)
TEL.052-733-3959
http://cineaste.jp/
神戸映画資料館 12月3日(金)~
TEL.078-754-8039
http://kobe-eiga.net/
※詳細は各劇場へお問い合わせください。
第2次大戦中、米国政府は在米日本人、日系人を強制的に収容所に押し込めました。10カ所の収容所に入れられた約12万人の3分の2の人たちがアメリカの市民権を持っていました。これは、米国憲法の掲げる自由と平等の精神を踏みにじるものであり、日系人の絶望は想像を絶するものでした。その収容所に禁じられたレンズを隠し持ち、手製のカメラを作って、その実態を写した写真家がいました。東洋宮武、その人です。東洋と親交があった20世紀写真界の大巨匠アダムスとウェストン、そして東洋自身のおよそ500枚の写真証言で日系人の歴史を描いた感動のドキュメンタリーです。